守破離

私は手帳に素晴らしい言葉を書きとめたり、実現を目指す夢の雑誌の切り抜きを貼っているのですが
その中の一文に「守破離(しゅはり)」という伝統芸の言葉があります。


 まず師の言いつけを 「守」 る。師の教えを忠実に実行して守ります。
 次に師の言いつけを 「破」 る。自身なりの工夫をしてみたり、教えになかったことを試みたり。
 そして、師から 「離」 れて自身なりの発展、例えば自己“流”を興す。


このような段階を経て、伝統芸能や文化をその時代にあった変化に導く、というような言葉です。
守っているだけでは、古いだけ。破っているだけでは、ただの無法。最初から離れていては、ただの我流。
伝統芸も「変わらないために、変わり続けている」わけです。


私も図らずもコンサル事務所や家業から「離」れることになりましたが、師の教えを時に「守」り
時に「破」り、変わり続けながら自己を確立していかなければ、と思っています。