レッドクリフを観て

体調を崩して、数日寝込んでいる間に
歴史長編映画レッドクリフを観ました。
ジョンウー監督の三国志(の長板の戦いから赤壁の戦い)映画です。
大画面で見ると迫力があり、感動しました。


ところで、この赤壁の戦いの後に、中国は魏・呉・蜀の三国鼎立の時代に入るわけですが
その発端となった 「天下三分の計」 は諸葛孔明劉備(後の蜀の君主)に献策したものです。


弱小勢力である劉備軍がいきなり天下を統一することは難しいので
まず益州を制圧して地盤を固めて、蜀を建国し
その後に 魏(曹操)、呉(孫権)、そして蜀で天下を三分して均衡を保ったうえで
覇権を窺うというものです。
(結局、最後は魏から興った司馬炎の晋が天下を統一するのですが)


これは現代にも通じていて、冷静な自社或いは自身の戦力分析と
長期的な展望・鳥瞰を踏まえた戦略です。
(西洋でいえば、マイケル・E・ポーター氏のポジショニング戦略でしょうか)


それにしても、いまの私は初期の不遇をかこった劉備と似ています。
志高く、高潔であろうともがき苦しみ続ける。。。
それでも「蜀」を建国して、はやく皆さまのご厚恩に報いないといけませんね。