無関心といえば

無関心といえば、私の心の琴線に触れた言葉。


愛の対極にあるのは憎しみではない。無関心である。
美の対極にあるのは醜さではない。無関心である。
知の対極にあるのは無知ではない。それもまた無関心である。
平和の対極にあるのは戦争ではない。無関心である。
生の対極にあるのは死ではない。無関心、生と死に対する無関心である。


無関心とどう闘えばいいのか。わたしたちは教育によって無関心と戦い
思いやる心によって、そのカをそぐ。
もっとも効果的な治療薬?それは記憶、いついかなるときでも記憶、である。
文芸春秋2000年1月号p214-217 ふたつの世界大戦を超えて/エリ=ヴィーゼル より一部抜粋]